このレビューはネタバレを含みます
漫画は読んでいたけど、セル画展に行くためにネトフリで鑑賞。
金田のバイク走ってる〜〜〜!!かっけぇ〜〜〜〜!という気持ちでスタート
やっぱり印象的だったのは、アニメーションとしての質の高さ。1シーン1シーンの迫力と緻密さに何年経っても色褪せない魅力をひしひしと感じた。
特に好きなのは、金田と鉄雄が出会った頃の回想シーン。
それまでの緻密なビル群やメカとは打って変わって、子どもの目線からの視界と少しぼんやりとした色味になる。鉄雄のこの記憶は金田に対して口にした悪態とは裏腹なもっと温かい感情を持っているのだろうなと思わせてくれる
パッと見や、バイクのイメージからメカやSFがメインなのだと思われがちだが(実際SFではあるが)、やはり根幹は金田と鉄雄という2人の少年の青春群像劇だと思っているので、この回想が好きなのである
漫画とのストーリーの違いは後半は特に顕著だったけれど、原作のボリュームを考えるときれいにまとめられて、良い意味で凄く見やすくなっていた
(漫画は面白いのだけど絵が緻密すぎるのと場面転換が多いので読んでいると少々混乱してしまう)
ちょっと前にみたので細部は記憶が怪しいため書くのをやめておくが、アニメーション映画好きなら一度は観ておかないといけない作品であることは確かだった