ナニカの断片のポルりんのネタバレレビュー・内容・結末

公園のベンチに座っている男の目の前で、不可解な行動を行う人々を描いたつもりなのだろうが、個人的にはそこまで不可解には思えなかった。

というのも、少し考えればそれらの人々の行動原理が簡単に推測できるからだ。

1話目では、ドラマや映画のオーディションだと考えれば何の不思議ではない普通の光景だし、2話目もドジな人が予想外の出来事に錯乱し無意識に行った行動と考えれば、まぁ説明がつく。
そして3話目では、それら界隈の人々の造語だと考えれば普通に理解出来る。

井戸端会議などの話題にはなるかもしれないが、そこまで不思議なことではないので、多分一瞬で忘れるだろう。
そんな話を映画にしたような感じだ。

これが実は主人公が一番変な奴だったり、それら3話が何かしらの繋がりがあり、最後にそれが明らかになるとかなら面白いと思うのだが、特にそういう訳でもない。
本作を鑑賞するくらいなら、実際に近所の公園に出向き、人間観察をした方が色々な発見があり自分の糧に出来るように思う。