『ジョン・ウィック』『イコライザー』『Mr.ノーバディ』に続き「ナメてかかったやつが実は最強でした」パターンのアクション映画最新作が到着………しかもフィンランドから！！最強の老兵がナチスを叩きのめしまくる、あらすじの時点で面白すぎる1本。
雄大な自然の風景をじっくりと見せつつ、第一章、第二章………とチャプターが進んでいく構成は『グリーンナイト』っぽいなぁ………と思いつつ、終盤でフィーバータイム突入。今まで自分をギッタギタにしてきたナチスを、捕虜の力も借りつつ逆にギッタギタにする様は痛快この上なく。こういう類の映画は兎にも角にも、単に人を殺すのではなくあの手この手で殺しまくるから楽しい。ライフルで脳天ブチ抜いても良し、ツルハシで頭かち割っても良し、地雷を人めがけてぶん投げても良し。上司の命令で無理矢理出撃されその上無惨に殺されるのは、ナチスの兵士がちょいと可哀想だなぁ………と思いつつそれが楽しかったりもするから何とも言えんよね。
あと主人公が一切喋らんのも良い。でも金掘り当てて嬉しさのあまり叫んだりピンチの時はしっかり顔に出たり、めちゃくちゃ表情豊かなのもまたギャップがあって良い。「地獄で会おうぜベイビー」的な、悪役にトドメ刺す時の決めゼリフを言わないのも好感度高め。
こういったゴア多めなアクションは定期的に摂取していきたい………ネタ切れにならんことを祈るばかりではあるが。
