naoズfirm

私の頭の中の消しゴムのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)
3.7

愛🎬

ストーリーは若年性アルツハイマーを患う主人公の絶望・試練・悲愛を描いていました。作品は夫婦の固く強い絆を軸に、真実の愛とは何かについて描かれていました。今作を観て記憶をなくして生きるという事は、本人・周囲にとって時に死より辛い事だと思いました。特に作中で医者が言った『肉体的な死より先に精神的な死がくる前に準備するように』この言葉が深く刺さりました。現状アルツハイマー病の治療法はなく、進行スピードを遅める薬しか有りません。不治の病を患った最愛の人の為、持てる全ての愛を捧げたチョルスの姿には頭が下がります。人はいつ・何処でどうなるか分かりません。愛や感謝の気持ちを伝えられるという事は、とても幸せな事だと思いました。
naoズfirm

naoズfirm