このレビューはネタバレを含みます
「許しとは心の一部屋を空けるだけなのよ」
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全く違う環境の中で育った2人が出逢い、結婚し、幸せだったときに妻の方が若年性アルツハイマーになってしまうというストーリー。
2人がお互いを大好きで仕方ないのが伝わってきたから、お弁当が二段とも白米やったり、妻が夫を昔の恋人の名前で呼んだりするのがかなり心にきた。ふと記憶が全て戻った瞬間、手紙であなただけを愛してるっていうのも。部屋の中がメモだらけで、アルバムも作って、あの無愛想で、「子供の頃から大人だった」チョルスがそこまでしたいと思えるスジンに出逢えたのになんで…….と運命を呪いたくなるけど、最後の2人が幸せそうだったから溜飲が下がる。
よく、相手に迷惑をかけたくないから去る、ということがあるけれど、愛し合っているからこそ最期まで一緒にいるべきだと思ってる。最大の迷惑は、離れ離れになって二度と会えないことなんじゃないか。
映画も本も、特に映画は、なにか心に刺さるフレーズを見つけるために観ている気がする。