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カンダハル 突破せよのSAKAのレビュー・感想・評価

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)
3.8
超大作にありがちな超人的な活躍はなく、主人公はじめ敵味方とも、それそれ背負っているものがあるからこそのリアリズム(発言、戦いに対するスタンス)が一貫して存在しており、欧米賛美とはならないところが非常に良かった。

難点と言えば、序盤はストーリーを追うのに苦労すると思います。

あらすじ

イラン国内に潜入中のCIA工作員トム・ハリス(ジェラルド・バトラー)は、核開発施設の破壊工作に成功した直後、CIAの内部告発により機密情報が漏洩し全世界に正体が明かされてしまう。即刻ミッションを中止し中東からの脱出を図るトムが目指すのは、アフガニスタン南部のカンダハルにあるCIA基地。30時間後に離陸する英国SAS連隊の飛行機に乗らなければ、生き残るチャンスはない。イランの精鋭集団・コッズ部隊のほか、パキスタン軍統合情報局(ISI)も絶好の「金づる」になりうるトムの捕獲に乗り出し、さらに、タリバンの息がかかったゲリラ、金次第で敵にも味方にもなるウォーロード率いる武装集団など、トムの行く手にはさまざまな勢力が立ちはだかり、敵味方の入り乱れる壮絶な死闘へと追跡劇が繰り広げられるのだった。はたして執拗に襲いかかる敵の追跡をかわし、無事カンダハルに辿り着くことができるのか?
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