Monsieurおむすび

未来は裏切りの彼方にのMonsieurおむすびのレビュー・感想・評価

未来は裏切りの彼方に(2019年製作の映画)
3.6
第二次世界大戦末期、ナチス支配下のスロバキアの山村。
所属部隊を脱走して身重の妻エヴァの元へ向かう主人公ジャック。
村を実質、支配する兵器工場の社長バーグと彼に嫁いだ娼婦キャット。
ジャックとキャット、バーグとエヴァの関係や秘密が生む疑心暗鬼、迫る戦争の軍靴。
いわゆる戦争映画のスペクタクルとは一線を画し、2組の夫婦を中心に村の人間模様がサスペンスフルに展開していく。

列強国に翻弄されてきた東欧の立ち回りや価値観が特殊下により際立ち、人物に反映されており、策略や裏切りにより生存の道を手繰り寄せる人々の姿が鮮烈。
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