おりょうSNK

未来は裏切りの彼方にのおりょうSNKのレビュー・感想・評価

未来は裏切りの彼方に(2019年製作の映画)
2.5
Little Kingdom
2019年 スロバキア 98分
@UPLINK京都 平日17:15〜 観客5人

◯◯は◯◯の彼方にといえば「愛は霧の彼方に」を思い出すけれど、あの原題はGorilla's in the mist。本作もまた、霧の中に映画に大切ないくつかの何かが消えていってピンとこない作品だったので、そこからの発想でつけた邦題なのだとしたら、担当者はなかなか根が深い自虐系映画オタクだ。

第二次大戦中、閉鎖的な軍需工場のある小さな村を舞台に、疑心暗鬼でえらいことになる男女を描いたサスペンス。
疑心暗鬼といえば「遊星からの物体X」だ。あれも、閉鎖的な環境にある小さな基地を舞台に、疑心暗鬼でえらいことになるオッサンたちを描いたサスペンス。ならば、タイトルは「地球の未来は血液検査の彼方に」でもよかったかも知れない。あるいは「南極犬は多足の彼方に」とか「ノルウェー隊は自決の彼方に」「コンピュータゲームは氷の彼方に」「結末はカーペンター兄貴脳の彼方に」
終わります。
おりょうSNK

おりょうSNK