スナネコ

碁盤斬りのスナネコのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
4.1
柳田格之進。
ずっと清廉潔白、頑固一徹、融通が効かない男で通した。
前半は貧乏長屋に暮らしながら、娘と倹しく生きていて、変わり映えはしないが、萬屋さんと知り合い碁を打つ仲になり、楽しく平穏だった日常から、自分の妻の死んだ理由を知り復讐を誓い、仇を探す旅に出る。
テレビ、メディアに今回は出すぎていて、だいたいの話が分かってしまう。
映像はこだわって作ったのは分かるが、富士山の描写が、えー?偽物と思ってしまった。
でも昔は東京の至る所から富士山が見えたのだな。
草彅剛さんは、普段の飄々とした方とは違い頑固一徹な父親に見えたけど、娘が可哀想だろとツッコミたくなる。大御所俳優さんも、若手の俳優さんも良かった。特に小泉今日子さんの役がとても良かった。
囲碁が、試合展開が分からなかった。五目並べしかした事ないんだもん。
個人的には切腹前に体を清める格之進の上腕二頭筋にうっとりしました。
原作はこれから読みます。

2024.0528 再鑑賞。
弥吉、バカだなあ、って思った。萬屋さんのうっかりもダメだよね。
草彅剛の碁を打つ所作や景色を堪能させて頂きました。
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