落語原作の時代劇。元の柳田格之進という落語は聞いたことあったとは思うけど、内容忘れてたのでWikipediaであらすじを確認したうえで鑑賞。
過去の復讐劇のところは映画オリジナルで追加したのかな。その他の筋はほぼ落語と同じだったと思います。
いきなり切腹しようとしたりとか、簡単に娘に説得されたりとか、家賃を払わないための嘘はいいのかとか、あんまり理解できないところは多々あるけど、そんなに引っかかりはせずに見られたのは、草薙くんの存在感なのかなと思いました。旦那役の國村さんも説得力抜群で良かったです。
悪意のない悪意によって苦しむ人がいるというのがテーマになってるのかと思いました。意識せずに悪意を発露した番頭さんは特に悪い人でもないし、最後罰を受けるわけでもないというのが印象的でした。
全体的にはいい話だと思うんですけど、お金なくなってることに対してそれが見つかるようには何も行動してないのがちょっと引っかかりますよね。そもそもの落語がそうなので仕方ないですけど。
2024年59本目、劇場37本目。
