けんくり

碁盤斬りのけんくりのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
4.0
第一印象として白石監督の巨匠感すごいな。

今まで様々なアウトローたちを描いてきた白石監督が、今回はどこまでも真っ直ぐな武士を扱っているのが面白い。

ただ正直者であることと、「堅物」というのはまた違う。人生にはある程度の遊びが必要。

それは自分のためじゃなく、自分の大切な人を守るためにも。「世渡り下手」というのは、ある意味では罪なのだと思う。

なんだか教訓じみた内容ではあるので、無いものねだりで恐縮だけども…、次はトチ狂った作品が観たいな。