Y

碁盤斬りのYのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
3.8
碁盤から伝わる生きる方とは?

 囲碁の打ち方で人間性が出る。実直な武士の誇りと碁盤が繋ぐ人情が丁寧に描かれていた。

 現代の価値観に当てはめようとすると変な部分ある。しかし、侍や商人の当時の価値観を知り何を考えるかが大切だと思う。

 前半は主人公の柳田格之進の穏やかな人柄である静、そして後半は格之進の復讐に燃える動で強弱があり見応えがある。光の使い方を美しい。

 終盤の碁盤斬りの意味が分かる場面は草彅剛の真骨頂だと思う。

柳田格之進の後ろ姿がいい。
Y

Y