舞台挨拶目当てで初日の朝イチに鑑賞。
白石監督の初めての時代劇とのことですが、元気に呼び込みの声をあげる物売り、「かしほん」を背負った商人など、町のリアルな風景や、
夜の室内の暗さ、庭の小さな鉢植えたちなど、ストーリーに直接関係関係が無いながらも庶民の日常がとても丁寧に描かれていて、
「あぁ、江戸時代ってこんな感じだったんだ…!」と感じられたことが、一番新鮮でした。
オープニングやBGMは、昔の時代劇を意識されたのでしょうか?
少し懐かしさを感じさせるところも良かった。
草彅君の新境地はもちろん必見ですが、キョンキョンの置屋の女将役がとっても粋でカッコ良く、惚れました。
正直に言うと、白石監督の作品はいつもあまり好みでは無く(多分、メリハリや緩急のバランスが好みでは無い)、
今回もどちらかと言うとまたその印象を受けましたが、それ以上に爽やかな観後感を持ちました。
しかしホンマに碁盤を斬った時は「タイトル、これかい!!」と心の中で突っ込みましたよ…