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碁盤斬りのjunjunのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
4.3
清廉潔白な格之進との囲碁によって変わって行く源兵衛や、お絹への恋心があからさまな弥吉等、時代劇にありがちな分かりやす過ぎる表現が以前は好きじゃなかったはずなのにこの映画ではとても効果的に感じた。
特に季節の移り変わりの描写に江戸の情緒を感じ、塩尻宿で雪が降っていることにより年末が近いと気持ちが焦った。
夜の暗さも良かったし碁石を置く音も良かった。
後半のアクションは白石監督さすがの迫力。
終盤は、まさに碁盤斬り!と声を出しそうになった。
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