メルバ

碁盤斬りのメルバのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
3.9
2024年15本目。
落語を下敷きにした時代劇映画。
落語が基というのを知らないで観たが「何となく落語っぽい筋書きだなあ」と感じながら観ていた。
おそらく監督もその辺は意識して撮っていたように思う。
物語は復讐劇ではあるのだが碁を介した柳田格之進と萬屋源兵衛の交流がとても良かった。
これも偏に國村隼の抑えた演技が効いていたのだろうなあと。
役者は皆素晴らしく、國村隼が印象に残ったが清原伽耶は表情豊かで上手いし草彅剛の碁を打つ所作もとても美しかった。
あと中川大志は時代劇がよく似合うね。
多少展開が雑な気もしたけれど全体的にはとても良い時代劇だった。
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