悪魔憑きは全体の98%が偽物。だけど残りの2%は……
そんな2%に立ち向かい続け2016年に神のみもとへ召されたエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父の著書をベースにしたホラー映画。と見せかけたバディサスペンスミステリー。
私自身は無神論者だけど悪魔祓い物は大好きです。それだけに色々と観過ぎてしまっているせいか中盤までは既視感満載で正直うう~んこれは…という感じだったけど、後半からの展開が熱過ぎた…!
とりあえずラッセル・クロウの悪魔顔が本当に、本当に良くて…。これよこれこれ感。
私の永遠の心残り『ザ・マミー』のジキルとハイド味のある邪悪さで、あのブチ切れラッセル観たさにダークユニバースの復活を諦め悪く願い続けてしまう私にとって、最高のご褒美ラッセルでした。声も良い。映画館の大音響で浴びれてほんと幸せでした。
気弱でなんとなく頼りにならず、悪魔にすらチェンジで!!👿と言われてしまうトマース神父が個人的にめちゃくちゃ良かったです。自分との闘いと信仰心の限界突破を経て真のエクソシストとして開花して行く姿がアツい。
とりあえず不思議のメダイが強過ぎてびっくりしました。
最後の、二人ならやれる!がっしいっ!🤝とても尊かったな…。
特急呪物件あと約200ヶ所も残されてることだしこれは続編期待したくなるけど、エンドロール前にアモルト神父に関するまとめテロップとか出されちゃってるからもう無さそうかな…。
でもそのテロップの最後が
"その著書は良い"
的なすっごいざっくりふんわりした一文で締め括られててちょっとキョドってしまったのは私だけ…?
今作で退治したと思っていた悪魔が実は教皇様の中に入ってたことが発覚する2作目のラストまでもう見えてるんですけど、本当に続編はやらない…?
パンフレットの中に生前のアモルト神父ご本人に関する面白い記述が沢山あって何ヶ所か普通に声出して笑っちゃったんだけど、それよりラッセル・クロウがホラー映画は怖くて寝れなくなるから今まで出てなかったって言ってるのが一番面白かった。