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ヴァチカンのエクソシストのkanacoのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.9
実在したヴァチカンのエクソシストをラッセル・クロウが演じるサスペンス・ホラー。怖さは控えめなるも〈悪魔/エクソシスト〉の定番ルールにはきちんと則り、でも重さがほぼないので見やすいエンタメ特化型。ヒーロタイプな強ツヨ神父・ガブリエルのキャラクターが魅力的だしバディも私好みでSO HAPPY✨🥳(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

ハロウィン月だし、ホラー不足なので1作補給。

◆あらすじ◆
ローマ教皇直属のエクソシストであるガブリエル・アモルト神父は、教皇からの直接の命によりスペインのある村の修道院を訪れる。そこには修道院に助けを求める、悪魔に憑りつかれてしまった少年とその姉、母がいた。少年と直接会って話し〈これは精神病などではなく悪魔の仕業である〉と確信したガブリエルは、地元の若い神父であるトマス神父と共に本格的な調査と悪魔祓いに挑むが…。

❶かつて実在した〈ヴァチカンのエクソシスト〉と〈悪魔〉の戦いの始まりの物語

実在したヴァチカンのエクソシストをラッセル・クロウが演じる〈エクソシスト系〉のサスペンス・ホラー。教皇から絶大な信頼を寄せられている直属かつ熟練のエクソシスト・ガブリエル神父と世界を揺るがす非常に力の強い悪魔の対決を描きます。

ガブリエル神父が担当してきた悪魔祓い案件の98%は悪魔ではなく一時的な精神疾患。そうであればちょっとした会話と相手を理解すること、そして暗示の力を利用することで良き方向に導くことができます。しかし残りの2%は、これまでずっと科学と医学を惑わせてきたもの…〈evil/悪〉。本案件でガブリエル神父はスペインの修道院で少年に憑りついた凶悪な悪魔と対峙することになります。人間にとりつく邪悪な悪魔との壮絶な戦いを記した書物の第一の事件であり、ヴァチカンの秘密、相棒との出会いなど、全ての始まりを描いた物語…といった感じですかね😏✨

❷ 〈悪魔/エクソシスト〉の定番ルールに則りつつエンタメに特化した見やすい悪魔祓いもの!

本作を鑑賞した私の気分はHAPPYでした😆💕というのも、私はこれまでに「エクソシスト本人、もしくは悪魔に憑りつかれた家族や恋人に悩み、神父と共に悪魔と対峙する者」のホラー映画をフィルマのMARKをしていないものを含め10本以上は見てきたと思います。

それらは、それぞれ特色を出そうとしていても(アメコミ出身の『コンスタンティン』は少し毛色が違うので別として)、どうしても低予算がちで、恐怖ギミックは悪魔憑依者の演技頼み、神父のキャラやストーリーのオチもパターン化、偉大なエクソシストホラーの金字塔『エクソシスト』に倣ったほぼ同じ運びに収束しちゃうことが多いです。もちろん差別化のための工夫合戦はそれぞれ行っており、評価されている作品もありますが、全体的にはどうしても小ぶりで地味な作品が多めなイメージなのですよね(サクっとしているという良さでもあって、私は嫌いじゃないですが…)🤔

そんな中、本作は有名な俳優ラッセル・クロウが主演。ホラージャンルではあれど、それ以上にエンタメ性が強く、恐怖よりもファンタジー味やミステリー味が強め。ちゃんとそれなりにお金もかけてビジュアルを作っているし、派手な演出も入れ込み、ワンシチュエーションで終わってない。神父のキャラクターによって明るいところは明るいし、キャラクターがしっかり立っています😆✨

ホラーに興味がない人にも、かなり見やすい作品になっているのではないかと!

怖くないけどちゃんと〈悪魔〉〈エクソシスト〉の定番ルールには則っており、でも重さがそんなにないので見やすいエンタメ特化な〈エクソシスト〉映画なんて滅多になくて珍しい。もう、なんかよく分からないけど感激の域に達している(どういう感動💦)✨👏😭

❸強ツヨ神父のラッセル・クロウのキャラクターが魅力的!バディも好きなタイプ!

何より主人公であるチーフ・エクソシストのガブリエル神父が良かったです!悪魔の恐ろしさを示すため、悪魔祓い映画では神父は総じて弱いと相場が決まっている(kanacoの偏見)けど、ガブリエル神父は最初から強者の面構えと輝かしい実績を持ち、そして実際、現場でも頼れる良い先輩感。昨今の悪魔を信じない若い神父たちやヴァチカンの過去にもバチバチと論破しながらケンカし、一方で恐ろしい悪魔に引かず、困っている人たちにとても親切にしてくれる。これはもはやヒーロー的ムービング。頼れるおじさんヒーローです🤗

それがkanaco,s俳優界の人相の怖めな“リングマ”であり、時々「でも私、進化前は可愛い“ヒメグマ”だったのです」みたいな円らなお目めでまるで赤ちゃんみたいなウルルン表情をのぞかせるラッセル・クロウおじサマがなんともベストマッチでした。あ、伝わらないポケモンの話です。すみません🤣

kanacoはトリオが好きですが、同じくらいバディも好き😄💕それも、最初から信頼関係があって名コンビのタイプか、初対面でもお互いに子供じみた反発はせずに、ちゃんとコミュニケーションがしっかりとれるバディものが好き😆💕(映画で一番見られる相反するような性格の2人が初対面で揉めながらも最終的に名コンビになるようなタイプはかったるく思っちゃうので例外はあれど基本的には好きではない…😑)

その意味で、ガブリエル神父×教皇とガブリエル神父×新米トマス神父の組み合わせは、好みな温度感のバディでした。好き!

🛵🐝「移動する時はどんな時でもスクーターで移動するガブリエル神父。小ぶりなスクーターに大振りなラッセル・クロウが乗っている感じは、なんかまん丸感があって可愛い🤣あのスクーターのハンドルのところにミニオンを3匹乗せてあげたい(カワイーオジサンにはミニオンを添えていくkanacoのスタイル)💕🥳

あと不謹慎ながらこれがホラーエンタメとしていわせていただくと、教会の嫌味な若手神父に対する教皇の吐血アタックに「フフッ🤭」ってなっちゃいました😂」
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