あまり興味のなかったバチクソ、見てみると意外と面白いじゃないですか。この監督の映画、何気に全作品見ていてどれもまぁまぁ面白い。
見る前はシリアスな悪魔祓い映画かなぁと思ったらクマちゃん体型のラッセル・クロウがベスパ乗ってる姿は可愛かったし、クロウの相棒が若手神父でバディ映画感もあって良かった。フランコ・ネロの吐血ジャーー！！や血塗れ全裸女に人体爆散とイタリア ジャーロ映画を思わせる描写もあり程よいエンタメ作品に仕上がってた。
だからなのかこの映画見たヴァチカンはカンカンに怒ってたらしいね。教会の異端裁判や性的虐待を悪魔のせいにして責任転換してるんだからアンタらにとっちゃ都合がいい話でよかったじゃないの。
実際のアルモント神父は「ハリー・ポッターはサタニズムで読むと悪魔に魂を乗っ取られるぞ！」って提唱してる人で、自身は生涯に16万回も悪魔祓いをやっていたという強者。聞けば「小さな祈りでもエクソシズムとしてカウントしてる」って…、だいぶ盛ってるやん。そんな愉快な神父の映画だからそういう映画として楽しみました。
