Charlie

ヴァチカンのエクソシストのCharlieのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
2.4
これだから邦題はイヤなのだ。
「ヴァチカンの」ではなく原題は「ローマ法王の」となっており、そのとおり、アモルト神父は法王に気に入られている最強のエクソシスト。だから彼を呼び出して文句を言う上層部も存在している。そのあたりのことが邦題だけ見ている人には伝わらず、「タイトルがズレてる」と感じられてしまう。

とりあえず、ラッセル・クロウなので観ましたが、ホラーきつめの怖いタイプのエクソシストではないですし、悪魔に取り憑かれた者達の描写も全く怖くない。ホラーは苦手で「オーメン」「エクソシスト」を観ない私でも、天井を這うシーンは「出た出た」ぐらいの感覚で観られました。

設定としてはとてもよかったですね。悪魔の名前を探し出すプロセスも悪魔の狙いもゴシックホラーっぽくて。

ところで、毎回この手の映画で思うのは「なぜ1人で行動する?」ということ。あんなこと、実際にあったら1人じゃ怖くて寝られないし、エキスベル神父も何の力もない若造っぽいのに、よく地下まで1人でアモルト神父を捜しにいくよね。

しかし、「ソー: ラブ&サンダー」でも思ったけど、ラッセル・クロウ、「グラディエーター」の面影なし(笑)
ただし、「ソー」のゼウスはみっともないだけでしたが、この役はなんか可愛らしかった。
Charlie

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