ベルリン国際映画祭にて。

「小さな独裁者」のような映画から「RED」みたいな娯楽作品まで手掛けるロベルト・シュヴェントケ監督作。今回はその中間ぐらい。
実在の人物をユーモアと風刺交えて描く。
奇妙な衣装や被り物も登場し、台詞の言い回しには少し舞台劇っぽさも感じた。昔の話だが最初と最後が現代に繋がる。

65年のローマ皇帝とその師匠(orアドバイザー)セネカーの物語、皇帝が自分の無能っぷりにイラつき理不尽にもセネカーに自殺を命じるが…

皇帝ネロのグズっぷりダメっぷりもだが、セネカーの飄々とした雰囲気の裏のどす黒さも十分にあり、二人のおかしな師弟関係がどうなっていくのか、堅苦しさなく意外と楽しめた映画だったものの、印象には残りにくかった。

ジョン・マルコヴィッチはこのセネカーにぴったりだった。他にルイス・ホフマン、アレクサンダー・フェーリングも出ている。

裸の王様的な皇帝や偉業者の死として歴史に刻まれることへの風刺みたいにも取れるのかねぇ。

ドイツ語吹き替え難し過ぎて全然わかんなかったヨ
縁起が良かっただけにオリジナル音声で見たかった…。

なんかシュールではあった
衣装とかがよかったな〜というかんじ
結構思想強めなのでは…