このレビューはネタバレを含みます
多幸感溢れる色合いとストーリーの軽やかなテンポ感に、挿入歌Someone I Want to Meet at Dawn夜明けに会いたい人、Grdationがマッチしていて心が浄化される。
主人公の息苦しさを感じる前半とのコントラストでより、後半の鮮やかなシーンが際立つ
もう一度見たいと思わせる重すぎないストーリーも良かった。
いつもマスクで本心を隠している優等生学級委員長の茜。学級委員もほんとはやりたくないけど優等生だし茜でいいんじゃない！？って言われてじゃあやるよ〜😷ってやったんやろうな、茜ちゃん🥹（ちがうかも）
クラスの人気者で絵を描くことが好きな青磁（せいじ）。実は昔小児ガンで今は治った（病気系で治ってるのめずらしいのでなんかいい）が、いつガンが再発してもおかしくない恐怖心から絵の海外留学を躊躇っている。
誰しも共感できるような茜のキャラクターが良い。
クラスで頑張ってまとめ役として裏方やって、けどやっぱり上手くいかなくて、なんとか成功できたと思ったら茜ちゃんクラス写真撮ってー!○組サイコー!って😂(;_;)わかるわー。あるあるあるある。どうしようもなく胸が苦しかった。なんかもうむかつくより情けなくなるよね
セットもめちゃくちゃ良かったー！
学校の屋上へ続くハシゴもなんか土管かマンホールみたいなとこから出るのもいいし、
（青磁が手を差し伸べるとこ最高、からの茜が手を差し伸べるとこもっとめちゃくちゃ最高）茜ちゃんの部屋も超良いよなあ。入り口が隠し扉みたいになってるのは元々？再婚してこの家に引っ越したんかな？すごい家族の共有スペースと離れてそうで最初茜ちゃんが養子なのかと思った。お父さんのつくるごはんすごいおいしそうに見えたし、カフェもめっちゃ良さげ
茜が屋上で本音を叫ぶシーン 青磁がワハハハ！って笑うの意地悪だけど優しい青磁らしくていい。
茜の優等生ぶりを青磁だけは出会って即見抜いて、そんなお前は大嫌いと言ったのは、過去のヒーローな茜に憧れていたからで納得。青磁は不器用だからか口悪すぎだけど。
茜がどこにしまったっけくらい奥にしまってあった色付きリップを塗って、マスクする。外では青磁の前以外でマスク外せないから、青磁に恋してるのが伝わってかわいいし超良い。
バスの窓のハート（無意識に書いたのか書いてあったのか）に驚くとこもかわいいし
久間田琳加さんすごくかわいかった。あんなにお顔が可愛いのに、普通の、オーラのない女子高生役とても上手くてすごい。
青磁がキャンパスをホッチキスで留めながら組み立てる?シーンがいつもやってるテキパキ感が出てて良かった。
茜の家に行って俺が全部悪いんです！って言ってくれんのめっちゃありがとうって感じで良いし、彼氏！？からの青磁が否定せず照れてんのふつーに最高だったよね
青磁が、せいちゃんなの知ってたのかよ！恥ずーなとこももちろんめっちゃいい
私ほんとは時間管理キッチリして受験勉強したいタイプなのに肉親のお母さんと妹のせいでできないんだけど！ってことは結局直接は言えなかった。屋上では愚痴れててよかったけど、全部を本人に直接言う必要はないと思うからそれでいいと思う
再婚相手のお父さんはいい人でめっちゃよかった
真っ暗なシーンからの、この世界全部青磁くんのものならさ、全部塗っちゃおうよ！←最高
で屋上を色で塗りつぶしてって服とかほっぺとかにも絵の具つけちゃったりして夜が明けて…良 何時間塗ってんねん
朝焼けまでいちゃおうか的なところが2回あるんだけど、いっしょに夜明かすのヤバくね？
なのに告白するシーンとかは特になくて、良
イチャイチャするシーンとかもほとんどないからなんか晴れやかな気持ちの良い映画だった…
クラスメイトと分かり合えるシーンとかもないし、家族とは分かり合えてたからよかったけど結構なあなあだったから、ガッチリとしたストーリーではないけど、全然それでいいと思う というかめっちゃ携帯小説そのまま映画にしましたって感じで、（原作とはかなりストーリーが異なるらしいけど）野いちご感溢れる感じがすごいよかった。作者さんと監督さんはきっと心がとても綺麗なんだろうな
と思ったら、
自傷行為ちょいグロい&真っ暗な廊下のシーン（尺長めに感じた普通に怖かった）がホラーでビビる。なぜ???笑
題名「夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く」って題名の意味は、
いつ病気が再発してもおかしくないから、日々当たり前じゃないから、明日が来たら真っ先に君に会いたいって意味かな
それか、朝焼け綺麗だからいっしょに見たい的な感じか、
茜色の隣が青磁色だから的なそういうニュアンスかな？原作読まないといまいちハッキリとはわからんかった
ラスト
口笛を辿って行ったら巡り逢えるのちょっとおもしろかったけどエアドロとよく口笛吹いてたのが効いててよかった
終わり方 モンスターズインク的なの大好きだからさ最後青磁が芸術師匠みたいな感じで歩いてきて足元だけ映ってて（友だちはスナフキンと言っていた）青磁の顔は映らないまま終わったんだけどさー、そこで、集客のためだけに瑠姫くんを起用したんじゃないんだって思い知って、嬉しかったな
ありがとうございました！
