ろーく

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーのろーくのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
ティーンホラー好きで、前情報もトレーラーも観ずに観たので、はじめは気軽に観れるのかなと思ったけれど、ティーンの浅はかさの中にいい意味で仄暗さも合わさっていて思いのほか重さもあり、気付いたらだいぶ引き込まれた。

キャラクターへの共感は全然出来なかったけど、テンポも良くて短い中で関係性などの見せ方がうまいなぁと感じた。

車に轢かれて苦しんでいるカンガルーのシーンも映画後半で、あぁー、なるほど、あの時あの判断をした主人公が今、ここではどう動くのか…と考えさせられたり、亡き母親の霊が正しいのか、父親は嘘をついているのか、それとも悪魔に憑かれたのか、そもそも主人公自身がもう憑かれてしまっていて正気を失っているに近い状態なのか、など、シーンの切り取り方、見せ方が絶妙で、観ている人を上手に惑わせてくるので、とても見ていて楽しかった。

最後のシーンでどっちの手だ?あれ?左手?ん?
じゃあ、あれはもう片方とかではなく本編の何年後かのこの世?だとしたら霊はあの手そのものに閉じ込められて(囚われて)いるのかなぁ…?など、一緒に観ていた人と色々考察したのも楽しかった。
ろーく

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