特売小説

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーの特売小説のレビュー・感想・評価

-
或いは冒険を避け堅実な選択を繰り返し真面目な市民生活を送っていた筈なのに突然に交通死亡事故の加害者になってしまうリスクが不条理でも理不尽でもない形で生活の流れの中に組み込まれているのが詰まり人生なのだ、という事ですよね、違いますね。

絶叫始まりで勢い付いた状態で降霊術に突入、それへの疑念の払拭の仕方なんかは手堅く、感心を思いましたよね。

ルール説明とイレギュラー事例の発生を同時進行する勿体振らない展開の早さも好印象、皮肉な結末も手本のようで楽しい限り。

お約束として足りないと感じるのはお色気くらい、足指舐り回しはフェチズムも過ぎるのでその範疇から除外しますけれども、それもきっと時代の流れ、寂しい限りで御座いますわね、と。
特売小説

特売小説