90分枠を３つの章立てでうまくまとめている。
最初はホラーならではのジャンプスケアを盛りこみ、次はサスペンス風味をはらみながら悪霊との戦い。最後は数分間の後日談的なオチ。
若者の無神論的振る舞いが悪霊を呼び寄せ、破滅的な危機を呼び込むストーリーだ。日本人の宗教観とはちょっと異なり、キリスト教圏で描く亡霊は悪魔的なささやきを人に振りまく。亡霊のことばを信用しちゃいけないのだ。
アイデアひとつで斬新な切り口のホラーを作り上げた。
無名の役者は特に違和感なく演じている。
特にリーダーで中性的な若僧の動きは臨場感を盛り立てた。
続編が楽しみ。
