YouTubeチャンネル"RckaRacka"として長年活動しているフィリッポウ兄弟がA24と手を組み、全米で人気を博したホラー映画
興味本位から同級生が行う降霊会に出席した主人公ミアが、次第に恐ろしい事象に見舞われていく様を描いたスリリングな作品となっています
"こっくりさん(＝ウィジャ・ボード)"と"ドラッグ"を掛け合わせた恐怖、手の模型をアイテムとした設定が新しく、なかなか興味深く観ることができました
90分に纏めていることもあり、全体のテンポ感もスムーズなので観やすかったです
ジャンプスケアは少なく、ショッキングなビジュアルや不穏な演出で怖がらせようとしてくるのは好印象(パワー系な驚かせ方にも良さはありますが)
終わり方も綺麗なので観終わった後の満足感はありましたが、主人公が周りを巻き込む破滅型のキャラクターなので、彼女の行動に対する苛立ちを鑑賞者側が如何にコントロールできるかが評価に関わってきそうです
破滅していく様を受け入れやすくするため意図的に共感しにくいキャラクターにしたのだろうと割り切って観ていたので、私はストレスは少なく観れましたが、人によっては「主人公が不愉快過ぎだわ‥」と思って観る気が削がれてしまうかもしれません
総合的に面白い作品ではあるので、ホラー作品が好きなのであれば一見の価値は十分あります
