土曜だったので映画何本ハシゴしようかなと考えていましたが、本作を1本目に選び、泣き疲れてそのまま帰宅しました。
予告を観ただけではなんだかよくわからずでしたが、それ以外の予備知識を入れずに坂元裕二脚本ということのみに惹かれて鑑賞。
小さな疑問が積み重なっていく展開はさすがでした。どんな物語だろうと坂元裕二さんへの信頼で観に行く気になるからこそできる物語でもあるのだろうなと思いました。
色々な作品や日本での出来事がよぎりましたが、全部ネタバレになりそうなので割愛。1番思ったのは、杉咲花ちゃんの安心感。画面の中にいてくれるだけでほっとするというか、『湯を沸かすほどの熱い愛』のあの子が、あのときも素晴らしかったけど、「アンメット」とはまた違う光でより輝いていた。
帰り道はオリジナル主題歌を繰り返し聴きながら、聴くたびまた泣きそうに。個別のシーンへの感想はさておき、生きていく上での概念を少し変えてくれるというか、受け取り方や読み取り方は色々あるにせよ人生のお守りになりうる作品だなと思いました。
2回目:2025.4.13 TOHO日比谷
坂元裕二さんティーチイン回
最初から仕掛けに気づいて観るとちょっとテンション半減感はありました。
どこで泣かせられるかもわかってるので、乗ると泣きすぎて疲れるため感情を無にして鑑賞。1回目に観た時も思ったけど、泣くのに使うエネルギーも含め『湯を沸かすほどの熱い愛』を観たときの感じが一番似てるかなと。
坂元裕二さんのお話は、今回はログライン重視だったが本来脚本を書く気質としてストーリーではなく身近に面白い人がいると描写したくなるっていうお話が印象的でした。