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片思い世界のpapandaのレビュー・感想・評価

片思い世界(2025年製作の映画)
4.0
予告編を見て、まず3人の女性俳優がとても気になっていた。そしてこのタイトル。「片思い」っていうので3人の女性の切ない恋の物語かと思っていたら、「世界」が付いてずっと広がる世界観。このタイトルがこの映画の全てを表していた。赤ちゃん車中放置の件のようにこちらから必死に訴えても誰も気づいてくれないもどかしさ、悲しみ。ガラス越しに見ている世界かな。それを体現する3人の俳優たちは、現在最も演技も輝きも充実している方たちだろう。横浜流星さんの静かな佇まいは前回の映画とも大河とも違って、スッとして見える。ピアノもとても手慣れたように弾いていた。やっぱりただ者ではない。
脚本や演出を意識してもう一度観たい。
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