法廷シーンのアップの多さ。それもドアップ。最後も不良少女の涙のドアップ。
どう見てもヒロインが“Mädchen“(少女)には見えない笑 不良少女だからこれでいいのかもしれないけど…。

修道院長役のドロテア・ヴィークは、この作品が最後の映画出演となった。
ドイツの名花いまいづこ…！
マレーネ・ディートリッヒなんかと比べると、真面目な人より自由奔放な人の方が歳を取らないんじゃないかとさえ思っちゃうね笑

ドロテアは、1926年、“Heimliche Sünder“『秘密の罪人』というサイレント映画に18歳で銀幕主演デビューを飾り、1962年公開のこの映画で銀幕を去りTVへ移った。

ミュンヘンのエメルカ社(現:バイエルン映画)が18歳のドロテア・ヴィークと契約を結んだという記事が1926年のキネマ旬報に小さく載っている。
昔から情報というものは結構早くに日本へ届いていたのだと驚かされる。