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窓ぎわのトットちゃんのireneのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.8
小学校にも中学校にも青い鳥文庫版の窓ぎわのトットちゃんが置いてあったけど、何だか表紙が怖いって思った幼少期の漠然とした記憶から手をつけられず、黒柳徹子って本も書くんだ〜みたいな認識でこの年齢まで。

戦争に関するアニメを「火垂るの墓」「この世界の片隅に」以外に見たのは久しぶりかな?徹子さん、トモエ學園の方々が携われる時代にこの作品が出来て良かったと思う。

「高橋くんのしっぽ」のシーンと、泰明ちゃんが腕相撲でわざと負けられて怒るシーンが印象的でした。

ラストシーンで号泣!というような映画ではなくて、日常の一コマ一コマが大切でじんわりと涙が出る、そんな作品です
校長先生がこどもたちを遠くから見て肩を震わせて泣いているシーンと、泰明ちゃんが初めて服を汚して帰ってきてお母さんが泣いてしまうシーンは、大人側の立場になって心にくるものがありました。

アニメーションは言わずもがな神のようだった!
特に、トットちゃんやお母さんのお洋服の色彩が素敵だった☺️あの時代ならではの華美さの中に現代っぽさがあって、若い人がデザイン決めてるのかな?って個人的に感じた!

お母さん役の杏さんの演技が本当に素敵だった😭やっぱり杏さんのお声大好きです。
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