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窓ぎわのトットちゃんの8gのネタバレレビュー・内容・結末

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

すごすぎる。
前半は“ふつう”の学校になじめないトットちゃんが、トモエ学園で小林校長や泰明ちゃんとの交流を通じて成長していく。
後半は戦争の影がひたひたと迫るなかで、トットちゃんが死や現実に直面する。それでも、「将来この学校の先生になってあげるわ」。

語らない演出がうますぎる。すべてが言外に示され、画面内に言いたいことはすべて込められている。すごい。
子どもたちの真剣で見開いた眼。
子どもたちを愛し、みな平等であると言動で示す小林校長の存在が大きい。

3つの毛色の違うアニメーションが挿入され、子供の世界、イマジネーションを生き生きと表現している。
プールに入る前、トットちゃんが素っ裸になり、尻込みする泰明ちゃんに「みんな一緒でしょ!?」と言うシーンがすごすぎた。素っ裸で言われたら言い返せない。
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