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窓ぎわのトットちゃんのmiwaのネタバレレビュー・内容・結末

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

子供の頃読んだ原作のイメージがそのまま映像化されていて感動。

トモエの前の学校で、ひとりだけ日の丸を正しく描けなかったトットちゃん。花やぬいぐるみ、楽しいもので彩られた生活に戦争の気配が忍び寄ってきて、商店街が日の丸で埋め尽くされている画で鳥肌立った。

トットちゃんとヤスアキちゃんがプールに入った時のアニメーションの絵柄が、原作の挿絵でもあるいわさきちひろさんみたいだったの、よかったな。

「兵隊になれない」身体のヤスアキちゃんの葬式シーンから兵隊になる若者の姿、脚をなくした兵隊上がりの男性、息子を兵隊にとられて亡くした母親、無邪気に兵隊ごっこする男の子たちに切り替わる。トモエの生徒ですら戦闘機や落下傘部隊の絵を描いてそれが講堂に貼られている。子供時代を戦争で歪められる残酷さみたいなものを感じてしんどかった。
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