りめんばーみー

窓ぎわのトットちゃんのりめんばーみーのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.5
原作未読でも関係なし
多くの人に見てほしい傑作

【トットちゃんの映画】
反戦的な意味合いも当然ある作品です。
でも、これはトットちゃんという天衣無縫の少女と仲間たち、大人たちの物語であり、いま少年少女の人たち、若い人たち、大人たちが見てもこころに何かが残る作品だと思います。
マジで傑作。


【映像表現がすばらしい】
いろいろと素晴らしいところがありますが、わたしの中ではあのプールのシーンが素晴らしく、泣いてしまいました。
このシーンだけでも鑑賞した価値がありました。


【役所広司】
もう脱帽。本当に脱帽。この声優ありて、この作品が成り立っていると思います。
絵の素晴らしさもありますが、この存在感は役所広司さんが声優だからこそです。


あまり、多くは書きませんが、原作未読人でもまったく問題ありません。
本当に素晴らしい作品なので、観てください!

以下、完璧な余談。

【ADHD!】
仕事でADHDの子に関わることがあります。この作品の冒頭30分はこのADHDじゃん!とノイズになり、なかなか集中できませんでした。
今なら療育とか、薬とかで治す?方向に進むわけです。
そこに自分は少しだけ疑問がありました。
この映画はその答えをくれました。この学校によりトットちゃんは徹子さんになるわけです。
だから、ADHD=治すものというのは、本当に違うんだなと思いました。
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