まとまった文章が書けないので箇条書きにします。
・現実と空想のあわいの描き方なども含めて「この世界の片隅に」っぽい。片渕須直が関わってるのかと思った。
・多動でかつ鉄道に興味を示すなど、最初から徹子が完全に ADHD の子どもとして描かれている。私は徹子が原因で泰明ちゃんの骨の一本でもへし折ってしまうのではないかと思って観ていた。
・徹子が窓ごしに叱責を目撃するところとタイミングを合わせるように世界が壊れはじめているのだけど、黒柳家だけ周囲ほど壊れておらず、薄皮一枚分守られている印象を受ける。この映画は「この世界の片隅に」のような直接的な犠牲の描き方はしないのだが、あえてしなかったのか、それとも上流階級の人々に徴兵をはじめとした犠牲の強要がなかったのかちょっと謎。