カステラちゃん

窓ぎわのトットちゃんのカステラちゃんのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.9
海のものと山のもののお弁当。そうだ、原作にあったな。小林校長自らリトミックでピアノを弾いたり、学びの始まりは幼児教育からだと改めて認識出来る先駆的な学校だったトモエ学園。ただ、戦火の中で教育への情熱が再燃するシーンには違和感を覚えた。トットちゃん目線でなかったから。
藤棚の校庭他、四季の移り変わりに美術さんの力が結集。劇中アニメーションも素晴らしかった。いかにもシンエイ動画風、いわさきちひろ風、ファンタスティック・プラネット風と様々。次第に時代が暗黒化する妖気が感じられる。
アニメだと、想定枠外行動少女にしか感じられないが、実際の徹子さんは相当に相当な方だろう。泰明ちゃんは、彼女が手を抜いたお相撲に我慢ならなかった。全力疾走がトットちゃんなのだから。