おくちん

窓ぎわのトットちゃんのおくちんのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
3.2
高校生の頃に何度も読みました。自分自身に悩んでいた思春期。トモエ学園のこと、小林先生のことを知って、誰も生きてていいんだ、大切な一人なんだと言ってもらっているように感じていました。黒柳徹子さんのことは何となく好きでこの本を手に取ったのだと思います。映画を観て、あの頃、繰り返し読んだことを思い出しました。やすあきちゃんは、トットちゃんのことを好きだったんだろうなあ。戦争中は、自分が高校生だった平成の初めも障がいの理解はなくて、本人や家族は肩身の狭い思いをしていたんだろう。トットちゃんは個性的すぎて学校でははみ出してしまう。何となく同じ生きづらさを感じてたのかなと思いました。君は本当は良い子なんだよと言える大人でありたい。今の時代にトットちゃん、色褪せていません。いわさきちひろさんをモチーフにしたのかな。キャラクターも可愛かったです。また原作をとても久しぶりに読み返そうかと思いました。