おくちん

グッバイ・ママのおくちんのレビュー・感想・評価

グッバイ・ママ(1991年製作の映画)
3.3
中古レーザーディスクで鑑賞。やっと見つけて、購入。30年以上ぶりに観ました。現在では子ども的にはまずい。他人の家にほっぽかれ、同居した女からは置いて行かれる。児童虐待では?みたいな話に思えます。そこは平成の初め。両親に先立たれた少年がキャリア一筋に生きて来た女性の心を変えていくストーリー。当時は一般の評価はそんなに高くなかったような覚えがあります。僕は好きな映画でした。蒲田行進曲で素敵だった松坂慶子、大好きな竹内まりやの曲に彩られたトレンディドラマ。最後の少年の精一杯の思いを名前に込めた権利書に涙したことを思い出しました。この時代から三十数年で家族観は変わりました。他人同士でもつながりあうことで家族になれることを伝えていたこの作品は今では新しさも感じます。秋元さんは最初で最後の映画だったかな?当時のカッコいいセンスで魅せる映画でした。ただクライマックスに竹内まりやのカメオ出演は乱暴な登場でした^_^竹内まりやに目がいっちゃいます。後のリュックベッソンのレオンとマチルダのような感じもする少年の大人の女性への淡い恋心も薄らと感じた、やっぱり好きな作品です。