かなりよかった。トットちゃんの脳内世界を丁寧にアニメされているのもよかったし、どちらかというと裕福な層から見た戦争というのもけっこう新しい気がした。
お父さんのバイオリンで軍歌は引きたくないは感動したし、それを意味するところがわかっているお母さんが賛成するところもよかった。贅沢な悩みである気もするけど、そこまで言うなら一つの生き方だろうと思った。
ヤスアキちゃんが亡くなったあとにトットちゃんが走るシーンはよかったな。
戦争中の街中の悲惨さ、不気味さ、奇妙な明るさ、が表現されていて人々がそれを受け入れているのがちょっと怖いなと思った。
今の時代もそういうものはたくさんあるので、人の営みというのはそういうものかもしれないが。
ちゃんと戦争が進むとトットちゃんがやつれていくのもよかった。
