NaokiAburatani

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-のNaokiAburataniのレビュー・感想・評価

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)
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タイトルに「地獄の〜」とか「怒りの〜」とか「炎の〜」とかつくと個人的に盛り上がってしまう。
そんな今作だが、うーむ、世界設定がバカっぽいのにそのバカさを押し通す勢いが足りなかった気がする。
ID-0とかバック・アロウの時も思ったけど、主人公の性格がまともだと話自体が大人しくなってる気がする。やはりガンソードのバカがヨロイでやってくるばりの勢いが欲しかった。
せっかく濃いキャラ沢山いたのに活躍が薄くなってしまうのは劇場アニメの宿命か‥
改造人間×ヴァンパイア×ヤクザの三つ巴なんてアホっぽさしかないのにストーリーが真面目だしなぁ。普通の人間であるヤクザが人智を超えた活躍すんのかと思ったけど、そんなことはなかった。新宿もヤクザが支配してるんだからニュースキャスターが頭盛ってるキャバ嬢とか一般人の見た目をもっとエキセントリックにしても良かったのでは‥あんな終末世界でも個室ビデオ屋は営業してるんだなぁ。
ID-0からさらにCG技術が上がっていたけど、まだまだ進化の余地ありそうだから日本のアニメはこっち方面で突き抜けて欲しい。
戦闘シーンは見易くて良かったんだけど、雑魚もヴァンパイアだから耐久力あって爽快感が少な目。
谷口作品だけあって声優の豪華さと自己の確立というテーマが一貫していた気がする。
TVシリーズでじっくりやって欲しかったなぁ‥
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