大学生の頃、母に「一番好きな映画は？」と聞いたら教えてくれた作品
ずーっと観たいと思ってたら、ちょうど4Kレストア上映されてたので実家に帰ったタイミングで鑑賞できました
まず、京劇について
私はどちらかというと日常を切り取ったような自然な演技や演出が好きで、舞台とかミュージカルはあまり興味がなかったけど、
作中で蝶衣が語っていた、伝統的で華やかな京劇の魅力に触れて、なるほど、新たな視点や感動を得られた
日本でいうと歌舞伎とかかな？すごく興味が湧きました
作中たびたび流れる京劇の独特の音楽が刺激的で、興奮した
耳に残るし、このジャンルも好きやなって新たな発見になった
冒頭シーンは約100年前の中国、自分なんかが知るはずもないのに、その場の雰囲気やにおいを感じた気がした
ただ、もっと深い教養があればより楽しめたやろなと思ってちょっと悔しい
蝶衣、菊仙どちらにも感情移入してしまって、喜怒哀楽ぜんぶ共感できた気がした（苦悩が多かったけど）
一度練習場から逃げ出したけどそのときに見た劇に感動して戻るシーンが好きやった
美しく、力強く、壮大な芸術作品でした
劇場で見ることができてよかった^ ^
