このレビューはネタバレを含みます
「空白」がなかなか良かったので、本作も期待して観たけど、期待通りかそれ以上に良かった。
4回ぐらい見せ場と感じる部分があって、それぞれ凄いんだけど、個人的には最後の場面が一番効いて涙が流れてた。
本当に世の中には信じられないことをする人間がいて、SNSによって傍からでもそれが見えることで、物凄く増えたように感じるし。
何かその嫌な感じが的確に表現されている。
ただ、ところどころ笑わせるというか、ちょっと頬を緩ませる場面もあって、観終わった後の疲れは感じないから、それもまた凄いと思う。
あの曲のところ、迂闊にも同じことを思っていて、まさかそれ言うんだってなって、そこからまた凄い展開になるしで、あそこの感情の振れ幅は凄かった。
弟役の役者さんも良いし、記者役も良く、その辺りもとても満足した作品。