きん

ミッシングのきんのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台挨拶冒頭から魂のこもった言葉でした

【トーク】
石原さんが、7年前に吉田監督へ直オファー
1回断られ(理由:吉田作品は、郊外がおおく石原さんは港区臭がする、華が多い)
、3年前にオリジナル脚本完成。
吉田監督なら変えてくれる・変わりたい・自分を壊して欲しい理由でオファーをしたとのこと

◼︎役に関して
・ボディソープを使い髪を傷ませる
→いちばんかみをいたませる方法らしい

 沙織里をつくるために
体のゆるさ・爪の汚さ・なりふり構わず
撮影後、精神的に追い詰められた。
 監督曰く、石原さとみは現場にいなくて
終わって初めて石原さとみがそこにいたと感じた。
砂田演じる中村さんは石原さんと
同じ生誕日血液おなじであり、運命を感じ
記者としては
砂田に感情移入するという。
砂田後輩の新人小野さんは
向上心はあるが進め方がわからない
踏み出し方がわからないという。

秀逸だったのは、監督が脚本描きながら
ひとり芝居をして、泣けるからキャストの人も泣けるでしょうのお話。

わたしのなかでは
吉田監督6つめ
石原さんは舞台2つ
→ 密やかな結晶
→終わりよければすべてよし
映像は12つ

◼︎さてレビュー
最近の邦画は
現世に寄せていってつくられている
作品が多い気がする(わたしが選んで観ていることも一因である)。

監督や石原さんも
ちょっとでも世が優しくなればいいと願うが、10・20年後も同じような世界になるのかな、世知辛くなることを考えると悲しくなる。

各キャストの方心情はバラバラなところは◎
・表に出す魂
・裏にしまっておく魂
・裏の裏(と言っても表ではない)におる魂

いろんなシーンであぁ、あるよねという心情はあるが、1番は沙織里と圭吾のグーとパー殴打連打コンビネーションのところ。(豊さん役の青木さんがみせる2つのシーンか迷った)
姉をもつ(所有しているわけではないが)弟にとってはよくわかる
ここぞってときになんも言えなくて
深く言える関係ほど近くもない
でもふとした時に言える瞬間がくる
急に電話しても怒られない
そんな時ってあるし、よくわかる

吉田監督の作品は、どの映画も共通していますが、全体より特定のシーンが頭に記憶されてなかなか剥がれてくれない

また心に残る作品に会えました
Destinyです、感謝。
Filmarksさん
いつもありがとうございます
またお願いします笑

今日も長風呂して
寝て朝早く起きて
細長い箸入れみたいな電車にゆらされて
同じ中身の会議をして
おじいさんと飲む
そんな今日
きん

きん