石原さとみ演じる母親が、推しのライブに行っている間に行方不明になった娘、世間は彼女をバッシングするが、両親はそんな中でも娘を探し続ける、、、な映画。
結局この映画の中で、始まりから終わりまで状況は一切好転していない。むしろ時間経過で状況は悪くなっている。そんな中で、人と人との向き合い方とは、、、?と考えさせられる。
この監督の作品大体好き。
人の嫌な部分を長々と見せつけて、最後にほんの少しの救いを持たせるのが上手いんだよな。この救いは登場人物と言うよりかは、見てる側にとっての救いなんだけども。
石原さとみの演技が良きだし、ラストの今まで冷静だった青木崇高演じる父親の感情が溢れるシーンも良い。
見た後に何かが残る映画。夜中の最後の上映で5人くらいしか居なかったけど、帰りのエレベーターで乗り合わせた人達となんか共有してる雰囲気がエモだった。