大好きな吉田恵輔監督最新作。
子を持つ親としては胸を掴まれるが、なぎ倒されるまでは行かなかったかな。
石原さとみの絶望感ばかりが宣伝強調され、どんな映画なのか期待が膨らんだが、
静かにジワジワと染み込んでくるラスト、おおお、こう締めくくるのかぁ。
少し意外でしたが、鑑賞翌日のいま、しっくりきてます。
狂乱する母をただ見せる、というなら面白みは無い。
しかし日常のリアル、苦悩、マスコミ、さまざまな現代の悪意を炙り出すあたりが良かった。
迫真の演技は過剰に見えるが、役柄が「自分を見失うほどの絶望的状況で何とか自分を演じている被害者」なので、違和感には繋がらない。
一緒に観た奥さんも「心を削られるかと覚悟したが、そこまででは無かった」「でも実際こんな事がワタシに起きたら気が狂うと思う」との感想。
そこかしこに吉田味がまぶされていて面白かったが、過去作に比べたら、満足度は低め。
柳ユーレイ?!あれが?
びっくり🫢
カメラマン、「佐々木インマイマイン」の佐々木なの!?
びっくり🫢
関係ないけど
「ジョーカー フォリアドゥ」の予告編が見れて良かった🫢
奈良のシネコン、日曜昼、45%くらいの客席に、小学生くらいのお客様がチラホラ。
え?この映画、子供向けじゃないよね?
ネタバレ感想
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監督がインタビューで
役が完全に憑依した石原さとみがモンスター化して、コントロール不可だったと語る。
「気を失ったボクサーが殴り続けてるような」シャーマン降霊演技って聞いて、ビビりました。
確かにそういう映画です。
覚悟を決めて、女優を演技を生き様を変えたい、という気迫、、、