あまりにも凄かった。
この映画2時間くらいあるけど、うち息できてなかったと思う。
失踪した娘の行方を探す夫婦と、テレビマンのお話。
まず、石原さとみさんの演技が凄かった。
凄かったって言葉でまとめちゃダメなくらい凄かった。ほんとに凄かった。凄すぎた。凄すぎて息できなかった。マジで凄かった。
いや、石原さとみだけじゃない!
みんな凄すぎた。マジですごすぎて、言葉が出ない。ほんとにすごい。スゴすぎる。演技とは思えない。怖い。
全員違った辛さがありすぎた。
少しでも希望を見つけたらそこにすがろうと必死になる気持ちも分かるし、そこに縋っても大した可能性に繋がらないことも分かってる。なのに、そうするしか出来ない苦しさ。
一つ一つ小さな可能性を見つけ次第潰していく。それしかないから。なにこれ。辛すぎるだろ。
すごく人間の嫌な部分てんこ盛り。
中村倫也みたいな人間の心があるカメラマンさんが馬鹿を見る世界って腐ってるよね〜
でもこれが本当だからねぇくだらないよねみんな。
警察署のシーンマジで怖かった。
凄すぎてもはや怖い。
つられて泣かざるを得ない。人間怖すぎ。
人間の底知れないクソさを教えてくれるこの映画はとっても凄い。
ハッピーエンドではなかったけど、最後の演出すごい良かった。
僅かな光を残して終わる感じ、少しでも良かったと思える。
大切なものを失い、心がボロボロになったけど、ほんの僅かでも大切なものを思う心が残ってて良かった。
今年観た映画でいちばん。
また見たいなと思った。見てほんとによかった。