母親がライブに行くために弟に幼い娘を預けて、その娘が行方不明になり、地元TV局だけがその事件を扱って行く話
内容が重くて、受け止め切れないくらい。
いろんな問題を含ませた重い作品。
失踪した子どもの母親(石原さとみ）が主役には違いないけど、被害者家族を扱う報道のあり方、出世のためにスクープを狙う駆け引き、ネット上の誹謗中傷と逮捕とか、とくに報道の問題が実は伝えたかったことではなかったかと最後に思った。
だから、中村倫也がとてもいい役どころだったと思う。
石原さとみは今回すごく上手かったね。ほぼ泣くか叫ぶかだけど、やっぱり彼女自身が母親になったから？子どもが失踪したその母親の心理（狂気）の表現が凄かった。
ただ、同じ監督さんの「空白」のときと同じく、ずっとフラストレーションを感じてしんどかった。
