手ごたえのある社会派作品だった。
重厚な内容なのでエンタメ映画を欲する人向きではないので
心して見て欲しい。
マスコミの報道の在り方、ＳＮSでの誹謗中傷を改めて考えさせられた。
マスコミ報道は真実を伝えるのが仕事といいながら
視聴率が上がればそれでいいのだ。
被害者のことも加害者のことも、どうでもいいのだ。
SNSは顔も名前も分からないのをいいことに
あることないこと文章で攻撃する。
誹謗中傷するのは実はほんの一握りの人なのに
誹謗中傷の文章は独り歩きして世間に広がっちゃうんだ。
言葉（文章）の暴力は人の命をも奪うことを人は知るべき。
石原さとみの演技はあっぱれとしか言いようがない。
娘の行方の手がかりのためには
なりふり構わず突き進む必死な姿に胸を打たれた。
きっと私もあんな風になっちゃうだろうな、って思った。
多くの人に見て欲しい作品。
今度の日本アカデミー賞候補に挙がる作品だと思う。
