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ミッシングのtaiのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

石原さとみが志願して受けた役だけあって全力の演技が凄いのひと言につきる。
娘の失踪から3ヶ月ったところからストーリーが始まる。最初はどういう結末を迎えるんだろうと興味深かった。母親役の石原さとみの圧倒的な演技には心が動かされた。

地方の放送局でこの失踪事件を担当する中村倫也は局の上層部と報道のあり方や夫婦の間で苦悩する。押さえた演技が対照的。中村倫也のこういう役は好きだな。
青木崇高らしさがでてる、苦悩する夫の演技が素晴らしい。最後に思い余って嗚咽するシーンには感情が揺さぶられた😭

繰り返し、繰り返し仕掛けてくる出来事、SNSの誹謗中傷、イタズラ電話に心が病んでくる。次第に母親の石原さとみの演技にイライラしてきた。これがズーット続き心が苦しく観ていて辛くなった。
ミッシングとは直訳すると、欠けていること、行方不明、失われていること。
世の中便利になった反面欠けているもの増えた。miss+ingだから続いているのか…

スッキリしないこの映画は監督の狙いどころかな。最後は人の優しさにふれひとすじの光りが見えた。
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