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ミッシングのGionDesignのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
3.8
石原さとみの新境地。遂に日本アカデミー賞主演女優賞か🏆?

【映画の建築紹介】
本作の建築テーマ…
_人人人人人人人人人_
> 失踪迄600mの鬼路<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
公園から家まで600メートル(m)。業界では1分徒歩80m、計算したら約7.5分。幼き小学1年生なら10分近く掛かる。

そんな魔の600m区間で、ヒロイン(石原さとみ)の娘が失踪。目撃者や周辺情報一切無しの状態で失踪3か月後から本作が始まる…

距離600mをどう捉える?
毎日慣れた帰路、死角あるか、街路灯あるか、防犯カメラあるか、歩道と車道は分離か、等子供の帰り道を再チェックする意義がある。

因みに、小心者は子供の帰りが遅い時、必ず最寄駅で待ち、5分程談話しながら帰る。大学生となった今もだ。過保護な親バカと言われても、親バカで結構(笑)。その位、慣れた街並みに危険が隠れている事をお伝えたい。

そして、声を大に極論を言おう!
都市計画において、中国新都市・深圳のように街中に数千台の防犯カメラ(監視カメラだが笑)を付けておけば、我が国で年間1000名を超す、児童失踪事件は急減する!



【小心者建築士の独り言】
「空白」の鬼才・吉田監督に惹かれ、数年前から監督に配役直談判をした、石原さとみ。
実生活で一児の母親となった後に収録した本作。失踪した娘を探し、極限状態な母親像を演じる。

最後に娘といた挙動不審な「弟」
娘への温度差で不信感を抱かれる「夫」
視聴率を求められる報道局の「記者」
育児放棄と誹謗中傷だらけの「SNS」
そして…
娘失踪時に息抜き外遊した「石原さとみ」

確かに凄い演技だが違和感も抱いた。
言動乱暴なヤンママに振る舞えば良いのか?
女優の美顔に憔悴した印象残せば良いのか?
批評で誰も見た事のない石原さとみ!と持ち上げるが、それだけで良いだろうか?

インタビューで娘の特徴を語る場面。その母親の仕草や台詞が酷い。愛娘への海より深い想いを微塵も感じられなかった。このシーン監督はなぜOK出したん?

銀幕に、娘を失踪された母親ではなく、ただ無化粧で疲労困憊な彼女が映る…

以上、辛口過ぎて御免…今日もご安全に⛑
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