ガク

ミッシングのガクのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.9
吉田監督作品は犬猿以降、全部見ており、今回は空白に違いが、今までになく心が洗われた。
人と人のズレから生じる嫌悪が増幅していく作品が多いが今回は、あからさまでなくギリギリの嫌悪感がリアルで良かった。

夫のことが嫌いではないが憎む、石原さとみさんのあの曲がった顔、リアルすぎてドキュメンタリーを見ているよう。

真実を報道するメディアも嘘を拡散するSNSもどちらも同罪な気がした。警察官の言ったことが的を得ているかも。

弟役の森優作さん、凄い存在感だ。
青木崇高のタバコのシーンで泣いた。
石原さとみさんの鼻水、玄関越しの争い、ホテルの食事シーン、猫背でチラシを配るところが印象的。

単純な胸糞だけの映画ではなくて良かった。
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