石原さとみの怪演ならぬ"壊演"が光る作品。
ちょっと浮いた感じするなと思う演技だったけど、警察署でのワンシーンでは流石に度肝を抜かれた…
子どもも姪っ子もいる自分にとっては、ただただ胸が苦しくなるほどのリアルなストーリーで、正直しんどかった。
特に弟の心情を考えると、かなり辛くて自然と涙が出た。
報道陣にも今作の中村倫也のような誠実な人もいるんだろうけど、勘違いされてしまいがちな現実も妙にリアルで、ある意味恐怖でもあった。
ニュースって毎日新しい話題になるから、「そういえばあの事件どうなったん?」みたいなことが実生活でも頻発してて、そうやって忘れ去られたこの映画のような事件も山ほどあるんだろうなと実感したし、その辺の描写も実にリアルだった。
気持ちのいいラストとはいかなかったからこそ、いろいろと考えさせられる作品でした。
2024-084